犬の脚の万年筆

犬が前脚の爪でがりがりと地面に刻み込む日記です

詩情

侘びしさと錆びしさ

誰もいない夜の公園で、風見鶏が風に煽られクルクルまわっていた。 なんとも感慨深い情景だ。 無声の闇中を染めていく、カラカラとした回転音 この感慨の一部はいわゆる「ワビサビ」なのだろう 古池や蛙飛びこむ水の音 この句で、古池という静寂の空間に染み…