犬の脚の万年筆

犬が前脚の爪でがりがりと地面に刻み込む日記です

赤いソファーの主

近所の裏庭に打ち棄てられている真っ赤な革のソファー。

昨日の空に訪問してきた雪たちが、今朝の太陽と挨拶して立ち去ったあと、

そのソファーの上にだけまだ少し雪が残っていた。

 

座り心地がお気に召したのだろう。

 

ソファーも純白の主を迎え誇らしげだ。

白により引き立てられた赤色がいつもより自己主張している。