2013-01-30 侘びしさと錆びしさ 詩情 誰もいない夜の公園で、風見鶏が風に煽られクルクルまわっていた。 なんとも感慨深い情景だ。 無声の闇中を染めていく、カラカラとした回転音 この感慨の一部はいわゆる「ワビサビ」なのだろう 古池や蛙飛びこむ水の音 この句で、古池という静寂の空間に染み渡る水の音に、 風見鶏の回転音はよく似ている。 はたちよしこさんのあの詩と同じ気持ちを抱かせる。 だれもいないのに ぶらんこが ゆれている こどもたちが かえってしまったあと やっと 風に じゅんばんがきて