犬の脚の万年筆

犬が前脚の爪でがりがりと地面に刻み込む日記です

自由にフィールドを歩行する言語

 

 

僕は、周辺の意向に過剰に同調しようとするアデプトチャイルド的傾向がある。これはじつに大きな障害だ。

 

人様の機嫌を損ねることを極端に恐れて、主義主張の異なる人たちの群の中に立つと、口をつぐむしかなくなる。そのルールでいくと、人の数が増えるほど使える語彙は減少する。

 

唇は震え唇音たる「ぱ」も「ま」も失い、もはや「あ」くらいしか発声できない。これでは詠嘆の嗚呼くらいしか感情表現ができない。勇者の名前を入力することはできるが。

 

「ゆうしゃ あああああ よ ことばをうしない しんでしまうとはなさけない」

 

自由に思ったことを記述もしくは表現できる場として、このブログを使ってみようかと思う。僕の言語機能の回復を期待して。